2022年3月期第1四半期業績
増収減益という結果になりました。ただ、昨年度はコロナの影響により新規投資が抑え気味でした。その結果として、特に1Q、2Qの営業利益率は14.7%、14.1%と同社の平均からすると高めでした。大体、10%~13%が平均的な営業利益率であり、今回の10.6%はそこまで低くはありません。
以下の通り、BSのレンタル資産純額の増加具合を見てみると、2020年7月~2021年6月にかけて1,281百万円の純増とかなり急激に増やしています。その結果として、減価償却費も増えており、通期の比較を見ても2019年3月期4,443百万円、 2020年3月期 4,506百万円、 2021年3月期 4,780百万円と、19年から20年が63百万円の増加だったのに対し、20年から21年は274百万円の増加と一気に増えています。2022年3月期第1四半期もレンタル資産の純増は453百万円であり、減価償却費もさらに増えることが予想されます。
2022年3月期業績見込み
今期見込みは元々、増収減益予想でした。2021年度3月期決算レビューの記事でかなり保守的な予想と書きましたが、増加する減価償却費を考えるとこのくらいになるのかもしれません。ただ、減価償却費はコントロールのしやすい経費であり、この予想を下回ることはなさそうです。
なお、今回の決算短信でも、レンタル売上の増加に伴うレンタル資産の購入による減価償却費や物流費の増加、人員数の増加による人件費の増加と説明されています。
前回も書きましたが、株価としては6月の2021年度通期決算時に2022年度見込みの増収減益を嫌気してかなり下がっています。ここから先は、下落要因はほとんどなく、上昇可能性しかないと考えています。
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