
年初来▲8.2%(日経平均+5.2%、マザーズ▲2.4%)
今週の成績
今週は率にして▲3.6%、額にして11百万程下落しました。相変わらずダダ下げで、年初来では額にして▲26百万円、高値からは▲45百万円となり我慢の時という感じです。
ULSグループとか下げ止まったのでは?と思う株も散見されるのですが、もう一段下げは覚悟しています。
資産総額は米国株合計でも3億円を割ってしまいました。まあ、こんだけ下がってもまだ3億円弱は維持できているという見方もありますので、コロナショックの時よりは余裕です。コロナショックではボトムで1.5億まで下がりましたので。
アイルの決算
今週の持ち株の大きなトピックはアイルの決算でした。

対前年比でみると数字は悪いのですが、前年度に発生したWindows切替えなどによる特需を考えると業績は申し分ないと思っています。この特需の影響は2019年4Q~2020年3Qまで続いたということですので、今クールは特需影響込みでも前年度四半期を上回ったことになります。
セグメントごとに見てみると、システムソリューションで前年同期比106%、WebソリューションのCross事業が前年同期比118%となっています。こう見ると、どちらのセグメントも好調かなと思うのですが、今回の決算資料には商材ごとの引き合いグラフが公表されていました。

それぞれの商材の内容は次の通りです。
- アラジンオフィス:基幹業務システム
- アラジンEC:BtoB ECサイト・Web受発注システム
- Cross Mall:複数のネットショップ・EC・モールの在庫管理・商品登録・受注管理、発注・仕入管理
- Cross Point:実店舗とECのポイント・顧客管理ASPシステム
で、それぞれの商材を見てみると、主力商品であるアラジンオフィスは順調な伸びで、コロナ後にアラジンECとCross Pointが約1.6倍に伸びていることがわかります。一方で、Cross Mallは約1.2倍とそこまでの伸びには見えません。
やはり、アイルは中小企業の基幹業務システムが強みでその顧客にBtoBのECサイトが売れていることがわかります。一方で、BtoCのネットショップの管理システムであるCross Mallはあまり伸びていません。ここら辺が、勝手に同業だと思っていたHameeと違うところで、Hameeのネットショップ管理のNextエンジン事業はアイルのCross事業以上の成長率ですから、ネットショップ管理という点ではHameeの方が売れていると言えそうです。
一方でCross Pointの伸びが素晴らしいことになっています。実店舗とECのポイント・顧客管理ASPシステムということで、中小企業でも手軽に使える同様のシステムが他にあまりないのでしょうか?でも、Cross Pointを使う企業は、実店舗とECサイトでのポイントシステムなどを一元管理したいわけで、その顧客のネットショップ管理システムはCross Mallではないのかと思ってしまいます。他社のネットショップ管理システムにCross Pointを導入することが多いのですかね。
ということで、想定していたアフターコロナでネットショップが増々増えるので、アイルのCross Mallが有望ではないかという仮説は微妙な結果ですが、中小企業のDXは始まったばかりで基幹業務システムは順調でしょうし、何より企業間のWeb受発注はこれから増えることは間違いありません。特に、企業間だと以外にアナログな受発注は残っていると思います。これが、コロナで強制的にWebに置き換わり、その便利さに気が付いた企業は手放せないどころか、より進めていく方向だと思います。
ということで、中長期的に保有できると考えています。今回の決算は上方修正と増配ですが、見た目は悪いので下がってこないかなあと思っています。1300円台で買い増したい。
その他の持ち株について
最近は、2~3年でもなく最低5年は保有できることを前提に企業探しをしています。その観点で持ち株を見直しても、イオンフィナンシャル以外は5年どころか10年というスパンで持っていたいと思う企業です。
イオンフィナンシャルの売却代金+手持ちの現金+今年の新規投入現金で20百万円ほど新規購入枠があります。この購入枠を、持ち株の買い増しに使うのか新規企業に使うのかということで、最近は新しい企業の発掘にも力を入れています。ただ、マーケットがもう一段安になり、含み益が薄い日本ケアサプライやアイルが買値付近まで下がることがあれば、その買い増しで使ってしまってもいいと思っています。
マーケットの状況
私はマーケットの大局観を見るうえで、春山さんのFacebookを参考にしているのですが、そのコメントは以下の通りです。
- 1番底はつけた。(9月安値からの上昇の半値押し)
- 2番底は来るだろうけどそれが1番底より高いか安いかはわからない。
- 来週から2番底までは一進一退で安ければNasdaq12,000ドル割れ。今が12,900ドルなので7%くらいのダウン。
- 一進一退は、楽観派をがっかりさせるくらいの日柄調整は必要
どのくらいの長さの日柄調整になるかわかりませんが、ここからは突っ込んで下に行った際は買ってもいいのかなと思っています。
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