四季報の持ち株チェック(1407、2393、3768)

個別銘柄分析

先日発売された四季報のコメントを元に、持ち株の状況を見てみたいと思います。Twitterにコメントしたのの再掲ですが。ちなみに、私は最低限の数値を確認した後は、このように定性的な期待から投資を決めることが多いです。未来を数値で分析することはできないので、長期保有のためには夢が必要だと思っています。

1407 ウエストHD

ここの非FIT事業や農協や地銀との提携は面白いと思うんですが、レノバと比べると営業利益率が違いすぎるんですよね。自社開発自社販売じゃないからだと思うんですが、逆にレノバのあの高利益率は自社開発販売だけが理由なのでしょうか?ウエストも自社売電を手掛けているので、そこらへんにも期待です。ウエストは、以前に比べてPER水準は切りあがりましたがそれでも26.7倍です。レノバを見るともう少し高くてもいいのではと思ってしまいます。

2393 日本ケアサプライ

ここは、高齢化社会というテーマと現実から長期的に期待している会社です。老人ホームなどのビジネスもいいのですが、そういうビジネスを裏で支える介護備品のレンタルというビジネスは確実に業界の伸びと一緒に伸びると思ってこちらにしました。よく言われること出るがゴールドラッシュ時にゴールドを掘るのではなく、ゴールドを掘る人にシャベルなどを売った方が儲かるというやつですね。

TwitterでコメントしたCDIという会社との業務提携はもちろん面白いのですが、そもそも昨年末の綜合警備保障の資本提携も面白いです。単純にシナジーとしても面白いですが、75%保有の三菱商事が32.08%を綜合警備保障に売却することで、三菱商事43.01%、綜合警備保障32.08%となります。

出資比率というのはレベルがあって、20%以上で関連会社となり損益のみ連結されます。33.33%以上は、経営上の拒否権を握ることができ、50%以上は子会社となって過半数の議決権を握るため経営上の意思決定を行うことができます。

今回、三菱商事は50%を切り、綜合警備保障は33.33%を超えないけど20%は超えたということで、よりガバナンスが効くようになったと言えるでしょう。今までは、三菱商事の関連部門と同じでやりたい放題でしたので。特に三菱商事に貸している36億円の短期貸付を早く解消して、自社の事業拡大のための投資を考えてほしいものです。

2019年には中国の福祉用具レンタル会社へ出資(30%)をしています。中国への進出は面白いと思うので、こちらも期待しています。

3768 リスクモンスター

与信管理サービスを提供。イーギャランティは倒産した時の保険で、こっちはそもそも倒産しない会社と取引するための情報を提供。イーギャランティにデータが集まったら、同じことをされてしまうのではとも思うけど今のところは大丈夫かと。期待しているのは、反社チェックなどの数字ではない与信面、社員研修・教育サービス、中国での与信管理サービス。

PER的にも高いとはいえず時価総額も100億円未満なので、今後の成長に期待です。

コメント