マネーパートナーズの代用証券と連続予約注文

トラリピ

FXの自動売買といえばマネースクエアのトラリピが有名ですが、他社でも似たような仕組みを作っています。その一つが、マネーパートナーズの連続予約注文になります。さらに、代用証券サービスといって株式をFXの証拠金に活用できるというサービスがあります。この二つがあるのであれば、現金なしでトラリピができるのではと思って調べてみることにしました。

連続予約注文について

注文画面をみないと注文方法については、要点がつかめないのですが、他の方のブログ等で調べた限りではメリットデメリットは以下の通りのようです。

メリット
  • スプレッドが狭い:例えば、トラリピはドル円3.0pipsのところ、マネパは0.3pips。
  • 買いも売りも注文するハーフハーフの時は、必要証拠金はどちらか注文の多い方で必要証拠金が計算されるため証拠金を減らせる。
デメリット
  • 連続20回までしか注文が出せない:これは特許のためのようで、改善の余地は無さそうです。
  • 新規注文で逆指値が出せない:要望はあり改善を検討中とのことです。
  • 株式の代用証券サービスだと10,000通貨単位になる。

代用有価証券サービス

特徴
  • 買付手数料は無料。売却時は、200万円まで0.198%、200万円超は0.154%。4,000万円売却時は、61,600円。
  • 株式入庫は無料。出庫は1単元あたり1,100円(以降1単元ごとに550円を加算、1銘柄につき最大6,600円)。
  • 評価掛目は、証券取引所の前日基準値の70%。
  • 対象銘柄は、東京と名古屋証券取引所に上場されている国内株式、種類株、およびETF、REIT。
  • 法人口座でも利用可能。
  • 配当金や優待は通常通り受け取れる。

株式を売却する時の手数料が高く、他社に出庫してから売却となりそうなので手間は増えそうですが配当狙いの永久保有銘柄などを移して、FXの自動売買を行うのは資金効率の面からみてとてつもないメリットです。

検討に値するサービス

私のような長期でじっくり保有するスタイルの投資家にとっては、保有株式を担保に資金を有効活用できるのはとても大きなメリットとなります。貸株というサービスはありますが、大半の銘柄が年利0.1%とかで3億円あっても年間30万円程度とお小遣いくらいにしかなりません。

その他には、野村Webローンで金利1.5%で株式を担保に現金を借りトラリピを行うというやり方もあります。どちらもレバレッジをかけているという点では同じですが、野村は掛目が50%で金利を払うかわりに何に使っても自由です。マネパは掛目70%、金利なしのかわりにマネパでしか使えません。こう考えると、FXで使う限りにおいてはマネパで担保にした方が効率が良さそうです。

失敗するとFXも株式も全てを失うため、大掛かりにはできませんが、今の資産規模であれば4,000万円くらいの株式を担保にしてトラリピで考えているのと同様の設定での自動売買をやってもいい気がしています。

そうすると、現金で行うトラリピに合わせて、現金を使わずにもう一つ追加でき、トラリピだけで、期待収益が年間480万円となります。

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