兼業投資家のゆうと言います。某所で具体的な金額を省いた同じようなブログを細々と続けていたのですが、どうせなら金額も全てオープンにしたいということで引っ越してきました。
2006年から投資を始め、紆余曲折ありながら日本株をメインとして資産を増やしてきました。ここでは、日本株をメインとしながら私の資産運用全般を記録していきたいと思います。
これまでの資産運用ヒストリー
- 2006年〜2009年
就職して間も無く資産運用を始めました。当時は会社の寮に入っており結構貯まってたんですよね。ただ投資方法は、投資信託を買ったりFXに手を出してロスカットを食らったりでダメダメだったことを覚えています。
とくにスワップ狙いのFXとアセットアロケーションを意識した投資信託は最悪でした。スワップ狙いのFXは、そもそも通貨は長期保有に向いていません。特にスワップポイントをもらえるということは購入している通貨が減価しているということで理屈的にも損する投資方法だと思っています。
投資信託をつかったアセットアロケーションについては、資産が少ない内からそんなことをやっても大きく増えないこと、いくら株式クラスの中で分散をしてもなんとかショックの時には全部まとめて下がることがポイントでした。
特に2008年〜2009年のリーマンショックでFXはロスカット、投資信託は大幅マイナスと大きくやられました。ここが大きな転換点となりその後は個別株をやり始めます。
ある意味、資産の少ない時に気がつけてよかったと思っています。
- 2010年〜2017年
個別株やり始めたのはいいのですが、投資手法が全く定まりませんでした。最初は誰でも知っている大型株を触っていたと思います。みずほ銀行とか味の素とかキューピーとかコマツとか。
貯金のペースは、2010年末に950万円という記録が残っていました。さらに、当時は毎月22.8万円を投資に回していたみたいです。共働きで子供がいないとはいえ、結構なハイペースで貯めていたことがわかります。
この貯蓄+運用益で3,000万円くらいまで持ってきました。そして、2014年に上場したメディカルデータビジョンに出会って状況が変わります。3000万円の内、2000万分くらいを上場したてのMDVに突っ込んだんですよね。これが大当たり、結局2017年くらいに売ってしまうのですが、5倍くらいで売れたと思います。これで一気に1億円に達することができました。
- 2017年〜現在
ここ以降はアベノミクスとMDVを利確した1億円が相乗効果を生み出してくれました。何よりMDVでの成功体験がプラスに働いてくれます。つまり小型の成長株という投資手法です。とは言っても冷静になると100倍とかの高PERは買えません。高くても30倍くらいまでで時価総額200億円以内の成長株に投資対象を絞っていきます。
2019年末までに2億になるのですが、その間には手間いらず、豆蔵、日本モーゲージサービス、エニグモ、マークラインズなどで増やすことができました。今から振り返ると、どれも売った後も上がっているので、持ち続けてもよかったわけでこの投資手法で正しかったと思います。
現在の保有株は別の記事にしている通りですが、数年保有している銘柄もあれば最近買った銘柄もあります。今持っている銘柄については、途中で売ることはせずその企業の成長にとことんまで付き合いたいと思っています。
FIREについて
最近、Twitter界隈ではよく聞くようになったFIREですが、私も例外なく目指しています。3億あればいつでもできるだろという声もありそうですが、金銭面的と子供的な面から躊躇しているのが現状です。
金銭面的には、ここまできたら贅沢に資産を取り崩すのではなく資産から上がる収入で暮らしていけるようにしたいと考えています。それも、最近流行りの高配当株を使うのではなくあくまで小型成長株に投資をしたままです。小型成長株となると配当利回りは当然低く、現在のポートフォリオも利回りは1.4%しかありません。ただ、この低利回りでも十分な元本を持つことで、元本を増やしながら配当金で食べていくことを実現したいと思っています。
もう一つは、子供の教育の面です。まだ小さいため親が無職でずっと家にいるというのはあまりよくないと思っています。そして私も働くのが嫌なのではなく、会社の組織で面白くもない仕事と自分の利益にならない仕事で時間を売るというサラリーマンとしての働き方にうんざりしているだけです。そのため、士業の資格を取り細々と個人事務所を開くのがいいのかなと今は思っています。
正直、金銭面では、トラリピと優待クロス、さらに配当控除を使った還付を組み合わせれば今の3億でも元本を取り崩すことなく暮らしていけると考えています。そのため、金銭面以外の状況で準備が整い次第、会社は辞めようと考えているところです。
不動産投資への考え方
サラリーマンの高属性を生かした不動産投資に興味がないわけではありませんし、本当に会社を辞める前には検討をしてみたいと思っています。ただ、株式投資の初期の頃と一緒で、どんな物件を買ったらいいのかわからないというのが最大のハードルです。まあでも、超お買い得物件はいらないので、サラリーマンの高属性を使うために普通な物件を普通に買うことは考えていこうと思います。
退職後の収入源
これまでにも何度か、退職後の収入については記載していましたが、今後はこのページでアップデートをしていきたいと思います。
資産額 | 利回り | 税前利益 | 税引後利益 | |
1.現金/優待クロス (SMBC日興証券、個人口座) | 1,000万円 | 5.0% | 50万円 | 50万円 |
2.日本株 (SBI証券/野村証券、個人口座) | 25,000万円 | 1.1% | 270万円 | 257万円 |
3.日本株 (マネパ、法人口座) | 5,000万円 | 3.0% | 150万円 | 135万円 |
4.連続予約注文 (マネパ、法人口座) | 0円 (3,500万円分の代用有価証券) | 5.7% | 200万円 | 180万円 |
5.トラリピ (マネースクエア、法人口座) | 1,500万円 | 13.3% | 200万円 | 180万円 |
6.オプション取引 (IB証券、法人口座) | 2,000万円 | 10% | 200万円 | 180万円 |
合計 | 34,500万円 | 3.0% | 1,070万円 | 982万円 |
1の現金/優待クロスについては、給与収入という完全に保証された収入がなくなる以上、1,000万円くらいの現金は手元に持っておきたいと思い設定しています。ただ、現金を寝かせておくのももったいないので、優待クロス用の資金としても使うつもりです。優待クロスは家族全員の口座でそれぞれやろうと思いますが、3月末だけは1,000万円では足りなくなることが予想されます。そこで、野村証券の株式を担保にしたWebローンを活用できないかと思っています。現在、株式を担保に年利1.5%の低利で借りることができます。どれくらい機動的に借りれるのか次第ですが、3月末の優待クロス用に3月中旬から2~3週間程度だけ借りるというのはいい戦略だと思っています。
2の日本株のメイン口座は野村証券にしようと思います。以前にまとめたとおり、野村証券の信用金利0.5%は破格の安さです。SBI証券は、長期優待確保のためのミニ株の保有口座として活用したいと思います。野村証券を日本株のメイン口座とすることで、野村Webローンを機動的に活用できるというメリットもあります。また、この1.1%という利回り設定は、配当利回りのみを見込んでいます。値上がり益は一切見込まないというのが私のスタンスです。こうすることで、好業績が続いて配当が続く限りは、株価は無視して収入を計画することができます。
3のマネパの法人口座での保有株式については、今の持株の中では三協フロンテア、日本ケアサプライのイメージです。JTなどの成長は見込めないけど高配当という株式を購入する気はありませんが、それなりの成長が見込めて高配当な会社は、成長株以外のポートフォリをの多様化として保有したいと思っていますので、その会社をマネパの法人口座で購入することで、連続予約注文の代用有価証券としても活用したいと思っています。
4のマネパの連続予約注文ついては、マネパの代用有価証券サービスを活用して現金は使わずに行います。余裕を見て5,000万円分の株式の掛目70%で3,500万円を証拠金として用意しますが、連続予約注文の設定はリーマンショック時でも必要証拠金1,900万円となる設定で行います。
5のトラリピについては、リーマン級で1,900万円、コロナ級で1,400万円の証拠金が必要となるため、平時は1,500万円で行いますが緊急時は、現金/優待クロス用の1,000万円を入金して2,500万円まで増やせる体制を取ります。
6のオプション取引は、キャッシュセキュアードプットでSPYの購入資金を置いておく必要があります。現在、SPYのオプションは権利が行使され原資産を購入するのに1単元あたり400万円程度が必要となります。そのため、資金2,000万円とすると1回の取引で5単元分を運用していくことになります。利回りは1回の取引が期間1ヶ月で1%程度を目標とし、12ヶ月で10%としています。
最後に。2と3の日本株については、株価の変動を一切加味していません。ですが、実際は株価は動くわけで、しかも長期的には上がっていく可能性の方が高いわけです。その場合は、毎年の1,000万円の収入に加えて、日本株式の資産額も増加していくはずです。さらに、各企業の好業績が続くということは増配も期待できるはずで、1.1%としている配当利回りも増加していくはずです。
ですが、この株価の値上がりによる資産額の増加と増配による配当利回りの増加は、ここでは見込んでいません。