3798 ULSグループ2022年度3月期第2四半期決算レビュー

個別銘柄分析

2022年3月期第2四半期業績

昨年度の比較だけ見ると悪くないように思えますが、第1四半期決算の時にも書いた通り、会計基準の変更により売上と利益が増加しています。それを除くと、売上も利益も昨年度並みとなります。ただ、このような状況は第1四半期決算発表の時もわかっていたはずですが、その時は上昇し今回は下落しました。値動きがよくわかりません。

ただ、同社は毎年、期初の予想を上回ることが続いていたので、今回もそれを期待しており、業績の進捗状況から無理そうだとわかり下落したのかなとも思いました。

2022年3月期業績見込み

期初の業績予想に対する進捗率は、売上45%、営業利益53%となっており、ここはクリアしそうです。しかし、過去はずっと第2四半期時点の進捗率が70%とかを続けていましたので、今季は上方修正はなさそうです。株価もそれを織り込むような下落を見せました。

ただ、例年は期初の業績予想を前年度ひマイナスで発表するところを、今季は10%程度の増益で発表しています。この増収増益幅は、過去の数値と比べても遜色なく業績予想どおりであれば十分だとも思っています。

企業のDXの推進という流れは止まらないどころか、加速していくと思っていますので、長期の目線で期待しています。

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