3798 ULSグループ2022年度3月期第3四半期決算レビュー

個別銘柄分析

2022年3月期第3四半期業績

決算からだいぶ間が空いてしまいました。株価も3525円と多少上がっています。ただ、それでもPERは19.74と20倍を割っています。第3四半期通算の業績も非常に好調でした。この会社は、決算説明資料もセグメント開示もないので、決算短信の文章から推測するしかないのですが、顧客のDX投資の拡大に伴う受注好調、受託案件の高付加価値化と世の中のDXの流れに乗っています。懸念される人材確保の問題も、今年は25名の採用に成功しており全員で390名と比べると大量に採用していることがわかります。

四半期毎の数値を見てみても第3四半期は過去最高の数値でした。元々、第3四半期は年間で一番いい数値になるのですが、今回はかなりいい数値でした。

2022年3月期業績見込み

進捗率としては、第3四半期で売上71%、営業利益88%となっています。売上は未達になる可能性もありますが大きく外れないでしょう。営業利益は残り1.9億で計画達成であり、1.0億ほどは上振れするのではないかと思っています。今期は期初の計画自体が同社らしからぬ増収増益計画でしたので、計画達成することで例年同様くらいの増収増益となります。

この会社については受注案件に困ることはなさそうなので、人員次第ということになりそうです。こういう業態はどこかで頭打ちがきそうなので、永続保有とはいきませんがDXの波はまだまだ続くと思われ、その間は保有でいいのではと思っています。

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