9639 三協フロンテア2021年度3月期決算レビュー

個別銘柄分析

株価は相変わらずのヨコヨコ状態です。2022年3月期は増収増益増配なので、PERはコロナショック時のレベルまで落ちました。配当利回りも3.5%を超えています。それでいて、8年連続増収増益で今期も増収増益予想です。お買い得だと思うのですが。

2021年3月期業績

増収増益でしたが前期も利益の伸び率が売り上げの伸び率を上回る素晴らしい結果でした。セグメント別の利益を公開していないので、利益に貢献した部門はわからないのですが、三協フロンテアは一般管理費の抑制がうまくできている企業です。

2021年3月期も売上原価率は0.4%減に対して、一般管理費率も0.4%減となっています。その結果として営業利益率を15.9%から16.4%に向上させています。

セグメント別で見ると、仮設レンタル・販売はゼネコンやプラントなどの工事現場で使うコンテナハウスでレンタルはハウス本体のレンタル販売は付帯設備(空調や配電など)の施工などの一時的な売上だと考えられます。本設レンタル・販売は最も力を入れている常設の事務所や店舗用建物となり、本設レンタルとは本設同様のスペックの仮設店舗となります。

このレンタル販売と本設レンタル・販売は、近年三協フロンテアが力を入れている分野であり、元々の事業の仮設レンタルが2016年3月期から125%増に対して、レンタル販売は141%増、本設レンタル・販売は208%増となります。

三協フロンテア購入時の記事でも述べましたが、特に本設レンタル・販売に力を入れており、在来工法と比べてもそん色ないデザイン性や設計柔軟性がある上、短工期でさらにコンテナハウスのため移動や拡張も容易ということで、ニーズも高まっています。展示場来場者数やHP問合せ数は絶好調で、受注も好調です。中小企業や個人事業のニーズがとてもありそうなので、息の長い成長を期待しています。

2021年第4四半期単独の業績

四半期単独を見ても文句のつけようがない数値でした。このままの勢いを期待しています。

2022年3月期業績予想

三協フロンテアの業績予想は、過去5年のうち4年は第2四半期に上方修正をしています。大きな上方修正ではありませんが、それだけ保守的な予想をする傾向があるというのがわかります。保守的といっても、期初の予想の段階できちんと増収増益の数値を発表し、さらに上方修正する傾向ということで、非常に安心してみていることができます。

配当も、2021年3月期が17%の増配、2022年3月期が8%の増配予定です。配当性向も28%に過ぎませんので、連続増配銘柄としても期待をしています。

その他のポイントとして、営業と生産・物流の設備投資計画を増やしています。生産・物流は、需要の高まりに対応するものでしょうし、営業については全国で増やしている展示場の展開を加速するものだと考えています。この展示場は、本設ハウスやレンタルスペースのためのものであり、特に問い合わせが増加している本設販売の更なる成長が期待できます。

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