私のメインの証券口座はSBI証券です。昔はGMOクリック証券を使っており、ネット証券しか使ったことはありません。野村証券や大和証券などは手数料が高くて検討の余地はないと考えていました。
ですが、2020年2月にひっそりと野村証券がオンライン専用支店の限定ですが、信用金利を大幅に下げています。改めて他の手数料についても調べてみたところ、十分に使用に値するのではないかと思いまとめてみることにしました。
野村証券オンライン専用支店とSBI証券比較
信用取引手数料
1注文の約定代金 | 野村 | SBI |
10万円まで | 524円 | 99円 |
20万円まで | 524円 | 148円 |
50万円まで | 524円 | 198円 |
50万円超 | 524円 | 385円 |
信用取引コスト
野村 | SBI | |
金利 | 0.5% | 2.8% |
管理費 | 1ヶ月ごとに1株あたり11銭 ※建玉毎に対する1ヶ月の上限は1,100円、下限は110円 | 同じ |
名義書換料 | 売買単位あたり55円 ※総株主通知に係る株主等を確定する権利付最終日を越えた場合 | 同じ |
ということで、信用取引にかかる総コストを見てみると、取引手数料は高いものの信用金利が圧倒的に安いです。管理費と名義書換料は積もるとそれなりになるのですが、年間1%弱です。信用金利とあわせて1.5%弱で保有コストが済むのであれば、配当利回りの方が高い銘柄はたくさんあります。
と思ったのですが、信用買の際にもらえる配当落調整金は、もらう時に所得税相当額が引かれて84.865%の入金となり、さらに譲渡益扱いなので20.315%の所得税・住民税が引かれます。つまり、84.865%✖️79.685%で元の配当金の67.6%になってしまうという重課税負担になっています。ですので、3%の配当利回りは手取り2%まで落ちるということで、あまり魅力はないかもしれません。
株式移管手数料
SBI証券は出庫・入庫ともに無料です。
野村証券は、入庫は無料ですが出庫に手数料がかかります。かなり高いので、基本的には入れたら出さないという形になるでしょう。

私の場合の使い方
株式投資
①SBI証券で購入
↓
②業績が順調で含み益が膨らみ長期保有となった銘柄を野村証券に移管
※SBI証券には、基本的には株式は置かない。ミニ株のみ。
↓
③長期保有銘柄を担保にして、野村証券口座で以下の戦略を実施
ア)相場下落時の信用によるタイミング投資
イ)中成長高配当銘柄の信用での保有
↓
④業績に陰りが見えてきたら売却
野村Webローン
信用金利とは全く別の話ですが、野村證券では有価証券を担保にしてWebローンが借りれます。現在の金利は1.5%とかなりの低利で、担保設定さえしてしまえば簡単に借りることが出来そうなので、優待クロス用で一時的に必要となる資金に活用できないかと考えています。
さらに、教育資金などで一時的にまとまったお金が必要な場合にも活用できると思っています。
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