6050 イー・ガーディアン2021年9月期第2四半期決算レビュー

個別銘柄分析

好業績にも関わらず株価は軟調なため、PERはかなり下がってきています。後述しますが、Yahooによる不適切コメントの自動監視のAIの無償提供などで市場が脅かされるのではという話が出ていましたが、心配ないと思うんですがねえ。

2021年9月期第2四半期業績

売上27%増、純利益32%増と素晴らしい数値です。特に主力事業であるソーシャルサポート、買収の成果が出ているセキュリティが売上で50%近い成長を遂げています。

ソーシャルサポートはいわゆる監視サービスですが、特に動画とキャッシュレス関連が強みとなっています。少し話題になったYahooによる不適切コメントの自動監視のAIの無償提供は、今のところは掲示板のコメントのみのサービスであり、イーガーディアンの主力である動画やキャッシュレス決済監視などはまた別の技術が必要になると思われます。

2021年9月期第2四半期単独の業績

四半期単独の業績も申し分ない物でした。

2021年9月期業績見込み

業績の上方修正がありました。ただ、これは必達の数値でさらなる上振れの可能性もあると思います。

中長期の成長期待としては、動画配信・インターネット広告という市場自体が今後も拡大をする場所で、確かなポジションをもっていること、さらに、サイバーセキュリティでM&Aを成功させ売上拡大ができている上にサブスクリプションモデルを模索して安定収入となる可能性があることです。セキュリティソフトとサブスクは、サービスを受ける企業にとっても開発側にとってもメリットが大きい仕組みだと思っており、スムーズに拡大できるのではと期待しています。

期末配当は公表していませんが、増配は間違いないところで何%の増配かを注目しています。

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