6050 イー・ガーディアン2021年9月年本決算レビュー

個別銘柄分析

2021年9月期業績

前年比で売上高27.6%、営業利益53.2%と文句ない数字でした。うちわけもゲームサポートはダメですが、主力のソーシャルサポートに加えて、最近力を入れているサイバーセキュリティが絶好調です。また、一般管理以上に売上が伸びているため、営業利益率も上昇しており、前年が16.5%で今年が19.8%となりました。サイバーセキュリティはサブスク型での提供への移行を目指しており、さらに営業利益率は向上していくことが見込まれます。

2022年9月期業績見込

2022年9月期の業績見込みは、2021年度の実績から見ると控え目ですが、2021年が凄すぎたとも言えます。計画の詳細までは発表がないため、戦略レベルの話にはなりますが、決算説明会資料の中から今期の数値を達成する上での重要そうな情報をピックアップしました。

特に力を入れているサイバーセキュリティ分野については、①セキュリティ対策ソフトから運用までのワンストップサービス、②セキュリティソフトのクラウド化とサブスク型での提供を柱としています。

また、業績が低迷するゲームサポート事業については、ベトナム・フィリピンの拠点でサービス提供を行うことで①英語・中国語への対応による海外ゲームの取り込み、②低コストでの運用とこちらも、的を得た対策を打っているように思えます。

主力事業のソーシャルサポートは、世の中のトレンドとして今後も増えていくでしょうから、更なるサービスの柱としてセキュリティと海外対応はとても楽しみな事業の拡大だと思っています。

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