7600 日本エム・ディ・エムの2022年3月期第1四半期決算レビュー

個別銘柄分析

2022年3月期第1四半期業績

前年1Qがコロナの影響で壊滅的だったので、見た目はいいですが絶対額としてはそこまでいいわけではありません。ただ、想定は超えているようで第2四半期の見込みのみ上方修正してきました。

2022年3月期業績

四半期ごとの比較を見てみると、1Qの数値はコロナ前に完全に戻ったわけではなさそうです。ただ、会社の想定以上に回復しているようで第2四半期だけの上方修正がありました。この上方修正後の数値から1Qの確定値を引いた値が、2Qの予想数値なわけですが、昨年の2Qの数値を下回っておりかなり控えめだと思います。

なお、純利益だけ増益率が大きいですが、米国の給与保護プログラムによる補助金であり一過性であるとアナウンスが出ています。とはいえ、売上、営業利益、経常利益までは、日本国内の脊椎固定器具分野の売上が好調に推移したこと、米国での営業活動がコロナ禍前の状態に戻りつつあり、想定以上に症例数が回復する見込みであること、が理由であり、2Qの発表と同時に通期の上方修正もあるのではないかと期待しています。

株価も通期の上方修正などは全く織り込んでいないと思いますので、2021年後半のポートフォリオの牽引役になってくれることを期待しています。

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